明けましておめでとうございます。本年も頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、最近の市政報告です。
まずは市内の里山保全に関してです。
令和3年度は建設水道常任委員会に所属し、自らの課題として森林保全活動の推進を取り上げました。
市内では高齢化、都市化などにより、森林の荒廃が進んでいます。
以下のように、里山保全に関する質問をしました。
【質問】里山保全における市の取り組みは?実績と評価は?
【回答】
市内の里山は十分な管理が行われず荒廃が進んでいる。その状況を踏まえ、3つの補助事業を実施している。森林整備事業、森林保全活動推進事業、森林・山村多面的機能発揮対策事業である。これらにより、支援を行った年間の森林整備面積は年々増えている。
また、農地や水路、農道についても、地域ぐるみで適切な保全管理を行う組織に対し、経費の一部を補助。現在は28組織が活動している。
さらに、森林整備の担い手として森林ボランティアを育成するため、本年度より現場実習などを組み込んだ研修を実施。新たな人材の確保に努めている。
【質問】赤道(あかどう)の管理の現状は?全く利用されなくなった赤道の管理は?
【回答】
赤道の管理は、草刈りや清掃など日常的な管理を農家や地元地区などの利用者に協力いただいている。
対応が必要な際は、適正な管理について土地所有者に連絡している。
台風などによる倒木など緊急性のあるものは、地元地区の皆様の協力のもと、伐採や撤去を実施。
赤道の崩れや陥没などの緊急的な対応については、地元地区からの要請により修繕を実施。地元地区による道路環境整備活動に対して、砕石やコンクリートなど原材料の支給要望にも対応。
利用実態のない赤道は行なっていないが、必要な場合には対応を協議したい。
【質問】侵入竹の伐採の現状と課題は?自伐型林業の普及推進における市の見解は?
【回答】
侵入竹の処理については、森林整備事業や森林・山村多面的機能発揮対策事業を活用し、森林所有者や森林ボランティアが実施する竹林整備に経費の一部を補助している。
補助事業による支援を継続するとともに、里山保全ボランティア研修の実施や、市内の造園事業者などへの森林整備の委託により、森林整備の担い手を育成し、竹の侵入・拡大を防止するために森林整備を推進していく。
自伐型林業は、適正な規模の森林の経営や管理を森林所有者や地域住民が自ら行う林業を指し、土砂の破壊や流出を抑止する防災的な役割や、植物・生物を保全する役割がある。
また、高品質材を生産でき、再造林の手間やコストがかからないため、採算の合った経営が可能に。
自伐型林業の推進にあたり、竹林整備への応用など先進事例を調査研究していく。
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